2026年のミラノ・コルティナ五輪で銅メダルを獲得し、シニア2季目を迎える中井亜美選手。
2026-2027シーズンのプログラム使用曲が話題になっています。
【2026-2027シーズンのプログラム使用曲】
- ショートプログラム:「Por Una Cabeza」
- フリープログラム:「パリのアメリカ人」
ショートでは大人っぽく情熱的なタンゴに挑戦し、フリーでは明るく華やかな音楽でスケールの大きな演技を見せてくれそうです。
中井亜美選手のショートの曲
中井亜美選手の2026-2027シーズンのショートプログラム曲は、「Por Una Cabeza(ポル・ウナ・カベサ)」です。
「Por Una Cabeza」は、アルゼンチンタンゴを代表する名曲のひとつ。
- 作曲はカルロス・ガルデル(Carlos Gardel)
- 作詞はアルフレード・レ・ペラ(Alfredo Le Pera)
中井選手の使用曲としては、ソプラノ歌手スミ・ジョー(Sumi Jo)の音源と紹介されています。
スミ・ジョーさんは韓国出身のソプラノ歌手で、クラシックの透明感とドラマチックな表現力を持つ歌声が魅力。
「Por Una Cabeza」は、映画やドラマでもたびたび使われてきたタンゴの名曲です。
優雅でありながら情熱的、そしてどこか危うさを感じさせるメロディが特徴。
中井亜美選手はこれまで、清らかで可憐な雰囲気のプログラムも多く滑ってきました。
今回のタンゴは、これまでとは違う大人っぽさや強さを見せる挑戦になりそうです。
曲の意味・表現するもの
「Por Una Cabeza」は、スペイン語で「頭ひとつ分で、首の差で」という意味。
もともとは競馬で、馬が頭ひとつ分の差で勝ったり負けたりすることを表す言葉です。
そこから、あと少しで届きそうなのに届かない、危うい駆け引きや感情の揺れを感じさせる曲になっています。
タンゴというと、情熱的で大人っぽいイメージがありますが、この曲には単に強いだけではなく、迷い、駆け引き、余韻のようなものもあります。
中井選手は、目線の使い方や表情、ステップの強弱などで、これまでとは違う「自分らしいタンゴ」を目指しているようです。
ショートプログラムは演技時間が短い分、最初から観客の心をつかむ力が必要になります。
赤を基調とした衣装や、観客にアピールする振付もあるようで、試合でどのように完成度を高めていくのか楽しみ。
また、この曲は浅田真央さんもエキシビションで滑ったことがある作品。中井選手自身も浅田さんの演技を見て、滑りや音の取り方を勉強したと話しています。
憧れの選手が演じた曲に挑むという意味でも、特別な思いが込められているのではないでしょうか。
振付師
ショートプログラムの振付は、シン・イェジさんです。
シン・イェジさんは韓国の振付師で、複雑で個性的な動きや、見たことのないような振付を生み出す点が魅力。
中井選手は、同じチームの選手がシン・イェジさんの振付を受けている様子を近くで見て、かっこいいと感じていたそうです。
そこで中庭健介コーチとも相談し、今回のショートプログラムをお願いすることになりました。
中井選手にとって、タンゴは初挑戦。
だからこそ、シン・イェジさんの振付によって、これまでの可憐な印象だけではない、新しい中井亜美選手の魅力が引き出されそうです。
中井亜美選手のフリーの曲
中井亜美選手の2026-2027シーズンのフリープログラム曲は、現時点で判明している情報では、「パリのアメリカ人」です。
曲の解説
「パリのアメリカ人」は、アメリカの作曲家ジョージ・ガーシュウィン(George Gershwin)による管弦楽曲。原題は「An American in Paris」です。
ガーシュウィンは、クラシック音楽とジャズを結びつけた作曲家。「ラプソディ・イン・ブルー」などでも有名ですね。
「パリのアメリカ人」は、1920年代のパリを歩くアメリカ人の視点を描いたような、明るく都会的な雰囲気を持つ曲です。クラシックの重厚さだけでなく、ジャズの軽やかさや、街のにぎわいを感じさせる音楽でもあります。
振付は、デヴィッド・ウィルソンさんとされています。
デヴィッド・ウィルソンさんは、中井選手のこれまでのプログラムにも関わってきた振付師です。中井選手の柔らかさや清らかさを生かしながら、フリーではより大きなスケールの表現を引き出してくれそうです。
曲の意味・表現するもの
「パリのアメリカ人」は、パリを訪れた旅人が肌で感じる街の空気や、華やかさ、戸惑い、ウキウキする楽しさをつづった素敵な作品です。
この曲は、景色がくるくると変わる万華鏡のようなワクワク感があります。
明るくスキップする部分もあれば、恋に落ちたようにロマンチックな部分もあり、私たちも一緒に旅をしている気分になれる変化に富んだ楽曲。
ジャンプの技術で注目される中井亜美選手ですが、フリーでは技術を超えて、音楽の物語に溶け込むような豊かな表情や、リンクいっぱいに広がるスケーティングが、私たちの胸を熱くしてくれそうです。
シニア2季目の2026-2027シーズンは、プレッシャーを抱えながらも、彼女がさらに新しい自分と出会うための、未来へ羽ばたく大切な挑戦の1年になります。
まとめ
今回は中井亜美選手の2026-2027シーズンの使用曲について、ご紹介してきました。
- ショートプログラムが「Por Una Cabeza」
- フリープログラムが現時点で「パリのアメリカ人」
五輪銅メダリストとして迎えるシニア2季目。
ショートのタンゴでドキッとする大人の魅力を引き出し、フリーの「パリのアメリカ人」では弾ける笑顔とダイナミックな世界観を届ける…そんな彼女の無限の可能性に出会える、特別な2つのプログラムになりそうです。
今日もお読みくださり、ありがとうございます。

