こんにちは。
私はバラを栽培しているので、バラをよく撮影します。
バラに関しては接写をよくします。中でも思い出に残るバラがあります。
それは私と母親が最初に栽培し始めたのがプリンセス・ドゥ・モナコ(Princesse de Monaco)でした。正確に言うと、母親が主に栽培、私はちょこっと栽培に加わり、撮影専門といったところです。
撮影した画像を振り返っていたら、少し前に家でしていた薔薇の写真がたくさん
出てきたので、ご紹介したいと思います。
バラの接写!グレース・ケリーに捧げられたバラ「プリンセス・ドゥ・モナコ」を撮影
バラの接写をよくしていて、発見したことや必要なことをまとめてみたいと思います。
接写のよさについて
接写は字のごとく、被写体にグッと近づいて撮影すること。
私は花の接写をしていて、全体像からは考えられない不思議さを感じることがよくあります。
接写のよさは以下の通りです。
・全体像からは見えない各部分(花びら・葉・茎・芯など)の美しさを撮影できる。
・ミクロな世界を楽しめる。
・ドラマチックな写真に仕上がる。
・アートな写真になるため、ポストカードなどに加工できる。
・切り取り方が無限にあり、斬新な写真が撮れる。
・オリジナリティが発揮しやすい。
・見る人のイメージを膨らませることができる。
接写をするにあたり、必要なことは次の点です。
・マクロモードで撮影すること。
・お持ちであればマクロレンズを使用するとよい。
・ピントの合わせる位置を自分なりに調整すること。
・可能であれば、三脚を使用すると安定した撮影ができる。
今回の被写体「プリンセス・ドゥ・モナコ」とは?
ところで、今回の被写体であるプリンセス・ドゥ・モナコ(Princesse de Monaco)とはどんなバラなのか?
白い花びらに濃い目のピンクの縁取りが特徴で、とてもかわいいバラ。
四季咲きなので、それぞれの季節ごとに大きな花を咲かせてくれていました。
ちなみに、プリンセス・ドゥ・モナコは1982年にモナコ公国王妃のグレース・ケリーに捧げられた花です。
グレース・ケリーといえば、ハリウッド女優からモナコ王室に嫁いだ女性。
映像で見ると、なんて気品ある女性なのだろうかとため息がでてしまいます。
グレース・ケリー主演映画としては、アルフレッド・ヒッチコック監督の『ダイヤルMを廻せ!』が有名ですよね。
私はグレース・ケリーの残した名言でとても印象に残っている言葉があります。
「幸せとは、自分に平和を感じること」
この言葉を見たとき、真の自立とはこのように自分の心や感受性に責任をもって生きることではないかと思いました。自分自身の心の持ち方が確立していたからこそ、ハリウッド女優としてもモナコ王妃としても多くの方々に愛されてきたのでしょう。
私もこうした心を見習いたいです。
我が家で咲くバラもしゅ~っと真っすぐに背筋を伸ばして咲いてくれるので、このような凛とした女性とリンクしているように感じます。
南仏ではグレース・ケリー公妃を偲び、このバラがたくさん咲いていると言われています。
プリンセス・ドゥ・モナコを撮影した写真
今から4~5年前に我が家の庭に咲いていたプリンセス・ドゥ・モナコです。
対角線構図で写したり、接写したりして、Canon EOS KissX3で撮影した写真たちです。
撮影には標準レンズと望遠レンズを使用しました。
すべてF値5.6です。
くっきりとぼかしたかったので、F値は小さめに設定して写しました。花の周囲に余分なものが映り込まないのも接写のよさです。
【ぼかすコツ】
・Av(絞り優先)モードでF値を調整する。
・F値を小さくするほど、くっきりと背景がぼける。
撮影で心がけたこと
私は花が大好きなので、カメラを持ったままどんどん花に近づいて行ってしまいます。
それを活かして、ピントが合わなくなるくらいギリギリまで近づいて、そこから一番ピントが合うところで撮影するようにしていました。
今でも心がけていることですが、自分の気に入った雰囲気で写るような気がしています。よかったら、参考にしてくださいね。
まとめ
今回はモナコ公妃グレース・ケリーに捧げられたバラ「プリンセス・ドゥ・モナコ」を撮影した写真をピックアップしてみました。
接写をするには、マクロモードで撮影することが大切です。アートな写真に仕上がるため、見る人のイメージを大きく膨らませることができます。また機会を見て、バラの撮影についてお伝えできればと思います。お読みくださり、ありがとうございます。