メジャーリーグの試合でよく耳にする「グリーンモンスター」。
先日も「吉田正尚選手がグリーンモンスター直撃ヒットを打った!」などと報道されていましたよね。
「グリーンモンスターって、いったい何なの???」
「グリーンモンスターって、どこの球場にいるの?」
など不思議に思われた方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は「グリーンモンスター」の意味や作られた背景などについて、ご紹介していきます。
それでは、一緒に見ていきましょう!
グリーンモンスターとは?
グリーンモンスターは、レッドソックスの本拠地である「フェンウェイ・パーク」にあります。
こちらの球場は1912年に建設された、メジャーリーグの中でも最も古い球場。現在においても、昔の面影を残しています。
この球場にはレフト側に、高さ11.3mもある巨大なフェンスがあります。
これこそがフェンウェイ・パークのトレードマークにもなっている、「グリーンモンスター」。実はこのフェンスの背後には道路があるので、こうした壁が作られました。
野球ファンにとっては、とてもなじみ深い存在です。
グリーンモンスターがつくられた経緯とは
もともとフェンウェイ・パークはボストンの街の狭い空き地に作られました。
広い敷地に余裕をもってつくられたわけではないため、一般的な球場のように左右対称ではなく、いびつな形状をした球場になっています。
レフトまでが近く、ライトまでが深い球場です。
フェンウェイ・パークは本塁からレフトまでが94.5mしかありません(エンゼルスのスタジアムは、本塁からレフトまでは約100m)。
そして、普通はレフト側もライト側も弧を描いたような形をしていますが、フェンウェイパークは左中間がまっすぐにのびていて、とても浅くなっています。
そのため、プロの選手が普通に打てばホームランが出やすくなってしまうのです。
このようなことを防ぐために、レフト側に高い壁がつくられました。広告が貼られていた壁でしたが、1947年に壁がグリーンに塗られたところから「グリーンモンスター」がつくられました。
ちなみに、ライト側は左中間とはちがって、深くなっています。
グリーンモンスターの影響
実際、グリーンモンスターがあると、どんな影響があるのでしょうか?
打球が高く上がったら、普通の球場ならレフトフライになるような場合でもフェンス(グリーンモンスター)を超えることはあり得ます。
しかし、弾道が低かったら、たとえ飛距離がでていても、グリーンモンスターに跳ね返されてしまいます。
フェンウェイ・パークのグラウンドルールがあります。
グリーンモンスターのスコアボードを打球が抜けていったら、打球がバウンドしたかどうかにかかわらず、二塁打になる。
グリーンモンスター側は「特別席」になる
フェンウェイ・パークはとても人気のある球場なので、チケットがとりにくいです。
ちなみに、実際に現地で観戦する場合、レフトのグリーンモンスター側の席は外野席でも「特別席」として扱われています。
ということは、、、チケットは高額。
ライト側の外野席の10倍ほどします(驚)!
ボストン・レッドソックスにいた日本人メジャーリーガー
これまでレッドソックスで活躍していた日本人のメジャーリーガーをピックアップしてみました。
- 大家友和(2009~2011)
- 野茂英雄(2001)
- 松坂大輔(2007~2011)
- 岡島秀樹(2007~2011)
- 斉藤隆(2009)
- 田澤純一(2009~2016)
- 上原浩治(2013~2016)
- 沢村拓一(2021~2022)
- 吉田正尚(2023~)
吉田正尚選手以外の選手たちは、全員投手です。
歴史あるチームにこれだけの選手が在籍してきたのはうれしい限りですね。
今は絶好調の吉田選手ですね!
まとめ
今回はグリーンモンスターの意味や歴史について、お伝えしてきました。
グリーンモンスターとは,レッドソックスのフェンウェイ・パークのレフト側にそびえるフェンスのこと。
今日もお読みくださり、ありがとうございます!