昨日は劇団四季のCATSを見に行きました♪
CATSが初めて日本で初演を飾ったのは1983年。
名古屋四季劇場の公演中にCATSは日本上陸40周年を迎えたそうです。
今までの人生でCATSは3回見ましたが、いつ見ても感動します。
「ジェリクルキャッツを知っているか?」
このセリフを聴くと、「あ~始まる!」とワクワクします。
とくに、「メモリー」は名曲だな~と感動♪
今回はミュージカルCATSの感想、音楽やキャストなどをまとめてみました。
CATSの原作
CATSの原作は、イギリスのT・S・エリオットの詩集「ポッサムおじさんの猫とつき合う方法」。
このストーリーを基に、アンドリュー・ロイド・ウェーバーが曲をつけた舞台作品がミュージカル『CATS』です。
このミュージカルに登場する猫たちは、人間の世界では見ることのできない「ジェリクルキャッツ」という特別な存在です。
「ジェリクルキャッツを知っているか?」という台詞を観客に向かって問いかけるシーンは何だかぞくぞくしました。
ジェリクルキャッツとは?
「ジェリクルキャッツ」はT・S・エリオットの造語で、次の2つの言葉をかけあわせてできました。
- jewelry(宝石)
- miracle(奇跡)
ジェリクルキャッツとは、人間に飼いならされることなくしたたかに生き抜き、自らの人生を謳歌する強靭な思想と無限の個性、行動力を持つ猫のことです。
あらすじ(ネタバレ注意)
満月が輝く夜、舞台は都会のごみ捨て場。一年に一度開かれるジェリクルキャッツの舞踏会に集まるジェリクルキャッツたち。
この日は長老猫(オールドデュトロノミー)が最も純粋なジェリクルキャッツを選ぶ特別な日。猫たちは各々の人生を歌い踊りアピールします。
ここで勝ち抜いた一匹だけが新しい命を授かることができるのです。
やがて、夜明けが近づき、天井に上り新しい人生を生きることを許される猫が選ばれることになります。
そのただ一匹の猫の名前が宣言されますが、その猫とは娼婦猫の「グリザベラ」でした。
グリザベラはかつては魅力的な娼婦猫でしたが、いまではすっかり美貌も衰え、誰からも選ばれずに希望を失っています。
そんなグリザベラが歌い上げたのが名曲「メモリー」。グリザベラはなぜ選ばれたのでしょうか!?
CATSの感想と見どころ
見どころとともに感想をまとめました。
豪華なセットデザイン
舞台の上には巨大な廃墟のセットが建てられていて、荒涼としていたすさんだ世界観を感じました。
それとは対照的なキャッツたちの衣装が、キャラクターの特徴を表していて、楽しくなります。一つとして同じデザインの猫がいないのが、よかったです。ぼろぼろの格好をしたグリザベラがとても心に沁みます。
コーラスとダンス
猫のしなやかなダンスとコーラスが感動!とても勇気をもらえるストーリーで、見終わると「また見たいなー」と思いました。
「ジェリクルソング」という歌も迫力があって、すごくよかった!「やればできる!」「やり抜くのさ」とジェリクルキャッツたちが大合唱するシーンがあるんですよ。
ほんとに素晴らしかったです。
ストーリーの奥深さ
本当に「キャッツは奥が深い」と率直に思いました。ジェリクルキャッツは誰の心の中にもいる。
「心が腐ってしまったり、諦めかけたりしたときにも、希望を持てるかどうか。」これって、重要ですよね。希望を失っていたグリザベラが再生を願って、メモリーを熱唱する姿には泣けました。
「ジェリクルキャッツ」を見て、「あなたはどうなのよ?」と自分にも問いかけたくなるようなミュージカルです。
英語バージョンのオリジナルサウンドトラックで、本場の迫力を感じたい方はこちらをおすすめします♪
※ただし、海外版のCATSは日本の劇団四季のCATSと設定が異なる場面があります。
名古屋四季劇場
この日はあいにくの曇り空。
名古屋駅から四季劇場までは徒歩で約10分。
サンロード地下街を通って、ささしま交差点方面へ向かっていくと、四季劇場に比較的近い出口に出られます。
本日のキャスト表
- グリザベラ 江畑晶慧
- ジェリーロラム=グリドルボーン 小野実咲季
- ジェニエニドッツ 笠原光希
- ランペルティーザ 清水杏柚
- ディミータ 藤田真由美
- ボンバルリーナ 小島光葉
- シラバブ 佐々木陽菜
- タントミール 竹下里香
- ジェミマ 沙耶
- ヴィクトリア 近藤合歓
- カッサンドラ 片岡英子
- オールドデュトロノミー 高橋祐樹
- アスパラガス=グロールタイガー 中橋耕平
- バストファージョーンズ 中橋耕平
- マンカストラップ 岩崎晋也
- ラム・タム・タガ― ツェザリ・モゼレフスキー
- ミストフェリーズ 押田柊
- マンゴジェリー 蔦木竜堂
- スキンブルシャンクス 田邊祐真
- コリコパット 帯津翔太
- ランパスキャット 森健心
- カーバケッティ 河津修一
- ギルバート 羽賀悠仁
- マキャヴィティ 堤著一平
- タンブルブルータス 石田悠馬
まとめ
今回は劇団四季『CATS』の感想、あらすじ、音楽やキャストなどについて、お伝えしてきました。
久々に見るミュージカルは感動でした!
今日もお読みくださり、ありがとうございます!