カメラと旅をする

野球、バレー、スケート情報を中心に発信してます🎵

なぜイギリスの近衛兵は大きな黒い帽子をかぶるか?役割や歴史についてもご紹介

イギリス王室の行事があると、赤い制服に黒い大きな帽子を被った軍隊のような人たちが映像に写りますよね。

 

そう、イギリスで赤い制服と黒い帽子といえば、「近衛兵」。とくに、近衛兵がかぶっている黒い大きな帽子は、彼らを印象づけるアイテムの一つです。

 

見た目がとても特徴的で、バッキンガム宮殿付近の映像をみると、真っ先に黒い帽子が目に飛び込んできます。

 

なぜこんなに大きな帽子をかぶっているのだろう?

毛皮の帽子は夏でも暑くないんだろうか?

と疑問に思われた方も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回この記事では、イギリスの近衛兵が着用する黒い大きな帽子の意味、役割や歴史について詳しくご紹介していきます。

黒い帽子の名称は?

近衛兵がかぶっている帽子は「ベアスキン(Bearskin:クマの毛皮)」とよばれています。

 

実際に、カナダ産のアメリカグマの毛皮を使ってつくられているので、この名前で呼ばれているんですね。

 

帽子の材料には処分されたクマの毛皮を使用しています。帽子のためにクマを殺傷しているわけではないとはいえ、動物愛護団体からは避難されているのも事実。

 

「ベアスキン」という名前もちょっと生々しすぎますよね。

そのうち、材質を変えて帽子が作られるのではないかと予想しています。

帽子の価格や大きさ

次に、黒い帽子(ベアスキン)の価格や大きさについてみていきましょう。

  • 価格は900ドル(日本円にして約95,000円)!
  • 帽子の高さは約45㎝
  • 重さは665g

思ったほど重くはなさそうですが、こんなに大きな帽子を被って動くことは、なかなか大変ですよね。

なぜ大きな帽子をかぶるのか

もともとベアスキンはスコットランドの民族軍装で、兵士の無事を祈ることと防寒のために用いられていました。

 

ベアスキンが存在感を表し始めたのは、ナポレオン戦争のころ。

このとき、背を高く見せることとを威嚇するため、大きな帽子をかぶるようになりました。

 

そして、1815年ナポレオン率いるフランス軍との戦いでイギリスが勝利したことを記念して、正式にベアスキンが採用されるようになったのです。

 

そもそも近衛兵はどんな存在なのか?

近衛兵とは、イギリス陸軍近衛師団が指揮する各部隊に所属する兵士のこと
歩兵部隊と騎馬部隊に分けられます。

 

 

よく映像で目にする赤い制服と黒い帽子を被っている人たちは、近衛兵のなかでも歩兵部隊です

 

このような歩兵部隊の軍人は君主の警護以外にも、一般部隊として実戦にも参加することもあります。

 

近衛兵はイギリス王室や重要な場所の警備を担当する軍隊の象徴で、彼らの行進や王室の儀式のときには、黒い帽子がとくに目立ちますね!

 

彼らは2年ごとに配置換えになるため、同じ任務をずっと続けるというわけではないです。

近衛兵の歩兵部隊には5種類ある

同じように見える近衛兵ですが、歩兵部隊は5種類の部隊に分けられます

部隊によって、赤い制服と黒い帽子も微妙に異なるのをご存知でしょうか

  • クレナディアガーズ(Grenadier Guards)
  • コールドストリームガーズ(Coldstream Guards)
  • スコッツガーズ(Scots Guards)
  • アイリッシュガーズ(Irish Guards)
  • ウェルシュガーズ(Weish Guards)

見分け方のヒントを一覧にしてみました!

 部隊 特徴

クレナディアガーズ 

・帽子の左に白い飾り 
・前ボタンに隙間がない
コールドストリームガーズ ・帽子の右に赤い飾り 
・前ボタンは2つずつ   
スコッツガーズ ・帽子の飾りはない 
・前ボタンは3つずつ 
アイリッシュガーズ ・帽子の左にの飾り 
・前ボタンは4つずつ   

ウェルシュガーズ

・帽子の左に白に緑の横線が入った飾り 
・前ボタンは5つずつ  

 

【クイズ】上の表を参考にして、下の写真の近衛兵は何部隊?

【ヒント】帽子の飾りと前ボタンの間隔をチェック!

  • 帽子の右に赤い飾り
  • 前ボタンは2つずつ

【答え】コールドストリームガーズ

 

こんな感じで、微妙に帽子の飾りと前のボタンのつき方が違うんですね。

イギリス王室の行事があるときに、こういうポイントを見ていても、面白いですよ!

まとめ

今回はイギリスの近衛兵が着用する黒い大きな帽子の意味、役割や歴史について、ご紹介してきました。

 

  • 近衛兵の帽子はクマの皮でつくられていて、ベアスキン(Bearskin)という。
  • もともとはスコットランドの民族軍装で防寒のために着用。
  • 大きく作られている理由は相手を威嚇するため。
  • 近衛兵の歩兵部隊は5つに分かれる。

 

今日もお読みくださり、ありがとうございます。