今年はオリンピックイヤー。オリンピックまで100日を切りましたね。
パリオリンピックは2024年7月26日〜8月11日,パラリンピックは8月28日〜9月8日まで行われます。
オリンピックといえば、メダルです。選手たちはメダルを取ることを目指して、戦います。
パリオリンピックではどんなメダルが選手たちの手元に渡るのか、デザインについて調査してみました。
パリオリンピックのメダルのデザイン
今日は #エッフェル塔の日 🇫🇷
1889年3月31日、エッフェル塔の落成式が行われました。
今年のパリオリンピック・パラリンピックで授与されるフランス本土の形にちなんだ六角形のメダルには、中心部にエッフェル塔の鉄製の柱から切り取られた金属があしらわれています🏅🥉🥈#ExploreFrance #Paris2024 pic.twitter.com/tIqsMuaP2B— フランス観光局 (@ExploreFranceJP) March 30, 2024
パリオリンピックのメダルについて、Xのポストからご紹介します!
ジュエリーのように綺麗なメダルだと思いました。
パリオリンピック2024のメダルはショーメがデザイン
デザインはフランスの高級ジュエリーのショーメ(CHAUMET)が担当しました。
ハイジュエリーの会社がオリンピックのメダルを担当するのは初めてのこと。
宝石のようなデザインです。メダルの中央に、最も大事なものを配置しました。
それがメダルの中央の六角形の部分。これはエッフェル塔の改修工事中に取り除かれた鉄の柱の一部です。一つ一つのメダルには、18グラムの六角形の鉄材が切り取られ、はめ込まれています。
しかも、六角形の鉄材の角は宝石のように、つめで止められていますので、さすがにジュエリー会社のデザインだなと感じました。
六角形はフランスの本土の形をイメージ。その周りを太陽の光をイメージした光線で囲み、「光の都パリ」を表しています。
表側に描かれているもの
メダルの表側に描かれているデザイン。
- 聖火・メダル・フランス革命を象徴する女神であるマリアンヌの唇を描いたパリオリンピックのエンブレム
- 「PARIS2024」の文字
ちなみに、オリンピックとパラリンピックのエンブレムは同じです。
いつもは両者で違うエンブレムを使ってきましたが、パリオリンピック・パラリンピックでは同じエンブレムが使用されます。
メダルの裏側のデザイン
メダルの裏側に描かれているデザイン。
オリンピックのメダルの裏側
- ギリシア神話の勝利の女神ニケ
- エッフェル塔
パラリンピックのメダルの裏側
- エッフェル塔を真下から見上げた様子
オリンピックが始まったのがギリシア。2024年のオリンピックの舞台はパリ。過去と現在を繋いでくれるデザインとなっています。
ショーメとエッフェル塔とのつながり
エッフェル塔は1889年のパリ万国博覧会のモニュメントとして、建築家ギュスターヴ・エッフェル(Gustave Eiffel)氏によって設計されました。
当時、「300メートルもの鉄の塔はパリの景観を損ねる」という理由で、パリ市民や芸術家から猛反対を受けました。
ところが、今やエッフェル塔は「鉄の貴婦人」と呼ばれる、パリのシンボルです。
実は当時、エッフェルは娘の結婚の際に、ショーメの真珠のネックレスを贈ったというエピソードがあります。つまり、エッフェルはショーメの顧客だったのです。
時代を経て、ショーメのジュエラーがオリンピックのメダルの大事な部分にエッフェル塔の鉄材を組み込んでデザインしました。
間接的とはいえ、時代を超えてもエッフェル塔とショーメは深い縁で結ばれているのだと感じますね。
メダルの製造はパリの造幣局
メダルはパリの造幣局(La Monnaie de Paris:ラ・モネ・ド・パリ)で作られました。
オリンピックまでに金・銀・銅合わせて、5084個作られる予定。
Googleアースでパリの造幣局博物館を見てみました(上の画像)!
セーヌ川沿いに建っており、こちらは観光スポットとしても人気がありますね。
Googleアースではこの建物の中にも入って、建物の中を見ることができます。ご興味のある方は是非ご覧くださいね!
メダルの材料
メダルの材料はエッフェル塔の鉄の柱の一部のほか、リサイクルの金属が使用されました。
重さは金メダル529g、銀メダル525g、銅メダル455g
金メダルは純金ではなく、銀製で6gだけ金が使用されています。
まとめ
今回はパリオリンピック・パラリンピックのメダルについて、お伝えしてきました。
パリオリンピック・パラリンピックのメダルのデザインはオリンピックとフランスのシンボルのエッフェル塔を繋いだデザイン。
今からオリンピックが楽しみですね。
|
今日もお読みくださり、ありがとうございます!