フィギュアスケートの2023-2024シーズンが始まりました。
坂本花織選手の2023-2024シーズンのフリースケーティングの曲や衣装が話題になっています。
オータムクラシック #坂本花織 選手、表彰式後の写真とコメントです。
— フィギュアスケートLife (@fskating_Life) September 16, 2023
「8月の初戦でフリー後半の体力不足が課題で、それを鍛えあげようと練習してきましたが、試合ならではの緊張感の中でもできるにはもう少し時間と練習が必要で、そこがまだまだ課題です」→続きます pic.twitter.com/pwtWoXBgjR
曲に関しては、いつもと違って重厚な感じ。フリースケーティングではミステリアスな女性を演じます。難しそうな曲ですが、どんな風に滑るのかとても楽しみ!
その曲がこちらです
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Wild is the Wind/Feeling Good
「なぜこういう曲を選んだのか?」「この選曲にはどんな思いが込められているのか?」などと気になる方も多いのではないでしょうか。
それでは、一緒に見ていきましょう!
2023-2024シーズンのフリースケーティングの選曲
2023-2024シーズンのフリーの使用曲は「Wild is the Wind/Feeling Good」です。
これは、ローリン・ヒル(Ms.Lauryn Hill)がうたう「Wild is the Wind」と「Feeling Good」の2曲をくっつけてアレンジした曲。
ずしっと重みがあるので、軽やかなイメージとは真逆なミステリアスな雰囲気の女性を演じます。
どちらとも原曲はアメリカのニーナ・シモン(Nina Simone)の曲で、それをローリン・ヒル(Ms.Lauryn Hill)がカバーしています。
ニーナ・シモンとはどんなシンガー?
ニーナ・シモンは1933年生まれ。ジャズ歌手、ゴスペル歌手、フォーク、ブルーズ、ピアニストなどさまざまな顔を持つ歌い手。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」の29位に選ばれています。
幼少期の夢は黒人初のクラシックのピアニスト
ニーナ・シモンは幼少期から、ピアノの英才教育を受け、黒人初のクラシックのピアニストを目指していました。
人種差別でその夢こそ叶うことはありませんでしたが、だからこそ音楽で感情や感傷をうまく表現することができたではないでしょうか。
そういう背景を知ると、独特な太い声と芸術的なピアノには魂を感じずにはいられません。
ニーナ・シモンへのトリビュート・アルバム
時代を超えて、さまざまなアーティストに愛されてきたニーナ・シモン。
第一線で活躍するアーティストたちが、彼女への尊敬や感謝をささげたアルバムがあります。
そのなかには16曲収められていますが、5曲はローリン・ヒルが担当。今回坂本花織選手が選んだ2曲もコチラのアルバムに収録されています。
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選曲した理由
フリースケーティングに「Wild is the Wind/Feeling Good」を選曲した理由をご紹介します。
振付のマリー・フランス・デュブレイユ氏からのススメ
振り付けのマリー=フランス・デュブレイユさんが「坂本花織選手にぴったりの曲」と探してきたのがこの曲だったのです。
このミステリアスでずしっとくる曲を「花織さんにぴったり」と思うのには、どんな意味が込められているのでしょうか?
きっと「今までの自分とはまた違う自分になってほしい」というメッセージが込められていて、そのために、今まで演じたことのない女性像にチャレンジしてしようとの思いがあるのでしょうね。
ところで、坂本花織選手とマリー=フランス・デュブレイユさんは、2022-2023シーズンのフリースケーティングからタッグを組んでいて、「Elastic Heart」の振り付けを担当してもらっていました。
振り付けの方が曲も選ぶケースが多いので、昨年同様、振り付けの先生のススメでフリースケーティングの曲を決めたのが主な選曲の理由です。
2022-2023シーズンのフリーの曲についてはこちらの記事でまとめてます♪
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坂本花織選手の2022-2023フリーの曲目をご紹介 - カメラと旅をする
フリーの衣装も注目されている!
フリースケーティングの新しい衣装について、「デザイナーがメダルに値する」と評判です。
ショートとは正反対なカラーで妖艶なイメージのコスチューム。キラキラがいっぱい散りばめられていて、光に当たるとキラキラと反射してきれいですね。
グローブがかっこいい!
この衣装はどなたのデザインなのか、まだわかっていませんが、キラキラのちりばめから、私は昨年と同じマシュー・カロンさんと想像しています。
坂本花織選手の衣装についてはこちらの記事にもまとめています♪
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坂本花織選手の2022-2023シーズンの衣装は誰がデザインしてる? - カメラと旅をする
まとめ
今回は坂本花織選手の2023-2024シーズンのフリースケーティングの使用曲について、解説してきました。
・ニーナ・シモンの原曲をローリン・ヒルが歌った曲。
・フリーの担当振付師マリー=フランス・デュブレイユから勧められたことが選曲の理由。
・曲のテーマはミステリアスな女性。
・フリーのデザイナーが秀逸と評判。
10月からはじまるグランプリファイナルシリーズにも坂本花織選手が登場します。
曲についての思い入れを理解できると、演技を見る楽しさが倍増しますね。
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2023-2024シーズンも坂本花織選手を応援しましょう!
今日もお読みくださり、ありがとうございました。