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【RWC2023】サモア代表がシバタウをする理由や歌詞の意味は?

ラグビーワールドカップ2023フランス大会で、試合のほかに、試合前に行われる独特な儀式が話題をよんでいます。

 

その一つがサモア代表のウォークライ「シバタウ(Siva Tau)」。

 

「War」と「Cry」を合わせてできた言葉が、ウォークライ。

試合前にチーム全員で雄たけびをあげて、士気をたかめる姿は圧巻ですね。

 

今回はサモア代表のシバタウについて、行う理由や歌詞の意味などをご紹介します

サモア代表のシバタウ(Siva Tau)


www.youtube.com

 

こちらの動画は先日のアルゼンチンvsサモアの試合前のシバタウです。

 

相変わらず、迫力ありますね。リズミカルで動きが早い!

 

サモア代表の愛称は「マヌ・サモア」。チーム全員のことを表していて、シバタウの歌詞の中にも出てきます。

シバタウは何のために行うのか

サモアも含めて、ポリネシアの国々(ニュージーランド、フィジー、トンガ)は戦いや儀式の前に伝統的な舞踏を行う習慣がありました。

 

サモアではそれがシバタウだったのです。

 

自分たちのチームの士気をあげて、敵を威嚇するために行われます。

 

ラグビーを見ていると、ウオークライは男性だけが行うものかと思いますが、女性もウォークライに参加することもありますよ。

シバタウの歌詞

Samoa!

Tatou o e tau le taua!

Tau e matua tau!

Fai ia mafai!

Le Manu!

Sau ia!

Le Manu Samoa e ua malo ona fai o le faiva

Le Manu Samoa e ua malo ona fai o le faiva

Le Manu Samoa lenei ua ou sau

Leai se isi Manu oi le atu laulau

Ua ou sau nei ma le mea atoa

O lou malosi ua atoatoa

Ia e faatafa ma e soso ese

Leaga o lenei manu e uiga ese

Le Manu Samoa

Le Manu Samoa

Le Manu Samoa e o mai I Samoa

Le Manu!

【日本語訳】

サモアよ!

いざ戦場へ!

勇敢に戦え!

奮闘せよ!

サモアの獣(鳥)たちよ!

マヌ・サモア その使命が達成されることを願う

マヌ・サモア ここにあり

唯一無二のチーム

準備は完全に整った

我らの力は頂点に達した

道を開け はねのけろ

マヌは世界で唯一

マヌ・サモア

マヌ・サモア

サモアから猛威を振るう

マヌ!

 

※この歌詞の中で出てくる「マヌ」は鳥や獣のこと。

ラグビーサモア代表についてはこちらの記事にまとめています♪

▼▼▼

その他のウオークライ

ほかにウオークライで有名なのはこちら。ポリネシアの国々です。

  • ニュージーランド代表(オールブラックス)のハカ(Haka)
  • トンガ代表のシピタウ(Sipi Tau)
  • フィジー代表のシビ(Cibi)

とくに、ニュージーランド代表のハカはマオリ族の伝統舞踏で有名ですよね。あれほど迫力のあるものを目の当たりにしたら、身震いしそうです。

 

それぞれのウィークライは、ポリネシア民族の文化を受け継いでいるという点では共通していますが、リズムや踊りの振付は国によって違います。

サモア代表の過去のワールドカップの成績

サモア代表について、これまでのワールドカップの成績をご紹介します。

  • 第1回(1987年)不参加
  • 第2回(1991年)ベスト8
  • 第3回(1995年)ベスト8
  • 第4回(1999年)決勝Tプレーオフ敗退
  • 第5回(2003年)予戦敗退
  • 第6回(2007年)予戦敗退
  • 第7回(2011年)予戦敗退
  • 第8回(2015年)予戦敗退
  • 第9回(2019年)予戦敗退

過去に2度ベスト8に進出しているチーム。

 

最近は予選敗退が続いていますが、2023年大会は出場資格についてルール変更により、2人の選手が加わりました。

  • 元ニュージーランド代表(オールブラックス)のリマ・ソポアンガ
  • 元オーストラリア代表(ワラビーズ)クリスチャン・リアリーファノ

リマ・ソポアンガは怪我のため、出場していませんが、それでもチームの厚みが増しています。

出場資格

ラグビーのワールドカップには、もともと一つの国の代表としてしかプレーできませんでした。

 

しかし、以下の条件をみたせば、1回に限り他国の代表としてプレーできることが認められるようになりました。

  • 変更を希望する国(当該国)で生まれている
  • 両親または祖父母が当該国で生まれている
  • 当該国の代表になるまで60か月(5年)以上連続して住んでいる
  • 当該国に10年以上住んでいる
  • 最初の代表チームで最後に試合出場してから36か月間以上経過している

サモア、フィジー、トンガの選手は他の国でプレーする選手も多いので、ルール改正によって恩恵を受けることになりました。

まとめ

今回はラグビーワールドカップ2023フランス大会でサモア代表が雄たけびとともに踊る「シバタウ」について、ご紹介してきました。

 

シバタウはウォークライの一つで、チームの士気をあげて、敵を威嚇するために行われます。

 

日本sサモアの試合が今から楽しみですね!

 

今日もお読みくださり、ありがとうございます!