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棒高跳びのデュプランティス選手のコーチは父グレッグ!指導法を解説

棒高跳びの世界記録保持者アルマント(モンド)・デュプランティス選手のコーチは、父グレッグ・デュプランティス氏。

 

彼の存在があって、大記録が誕生していると言ってもいいでしょう。

 

父は元棒高跳び選手で、自身の経験を活かしながら息子に合った指導法を工夫してきました。

 

一方で、親子という近さゆえの難しさやプレッシャーも伴います。

 

今回はアルマント(モンド)・デュプランティスのコーチである父親グレッグ・デュプランティス氏についてプロフィールや指導法などをご紹介します。

デュプランティスのコーチは父グレッグ・デュプランティス


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デュプランティスのコーチは父グレッグ・デュプランティス氏です。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

父グレッグ・デュプランティスのプロフィール

項目 内容
氏名 グレッグ・デュプランティス(Greg Duplantis)
生年月日 1962年1月22日
国籍 アメリカ合衆国
出身地 ルイジアナ州ラファイエット
出身大学 ルイジアナ州立大学(Louisiana State University, LSU)
棒高跳びの記録 自己ベスト:5.80m(1993年)

 

現役を退いた後はコーチングへ転身し、現在では息子アルマンド(モンド)・デュプランティスの専属コーチを務めています。

 

父でありコーチである、その二重の役割がデュプランティスの強さを育んだのです。

グレッグの選手時代の実績と競技経験

グレッグは大学時代から全米トップレベルの棒高跳び選手でした。

 

特に1993年7月1日、デンマークのオーフスで開催された大会で自己ベストとなる、5.80mという記録を出しました。

 

これは当時エリートと呼ばれる水準。

 

選手として「世界一」になれなかったものの1981年7月から1996年4月まで、アメリカ代表として何度も国内外の大会に出場しました。

競技引退後は指導者へ

グレッグは競技引退後、指導者に転向。

 

アメリカで多くの棒高跳び選手を育ててきました。

 

もちろん、その中には息子のアルマント(モンド)・デュプランティスも含まれています。

 

やる気は外から与えられるものではなく、子どもの内側から自然に生まれるもの。

 

このような考え方を大事にしていました。

 

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グレッグの指導法

グレッグの指導法をご紹介していきます。

「やりなさい」と言わない指導

グレッグが一番大事にしていたのは「やりなさい」と押しつけないこと

 

ついつい手を入れてしまいがちですが、これって理想的ですよね。

 

確かに、本人が内側から「やりたい」と思わなければ、スポーツは続きません。

 

親の夢を子どもに押しつけるのは、本人にとって重荷になります。

 

だからこそ、グレッグはモンドに「練習しなさい」と言ったことが一度もありません。

 

本人が自然に棒高跳びに向かう環境を作ることを優先したのです。

スポーツの入り口は遊びから

グレッグは「スポーツの入り口は遊びであるべき」と強調しています。

 

実際にモンドが棒高跳びを始めたのは、自宅の裏庭に手作りしたポール場でした。

 

兄弟と遊びながら飛んでいた経験が、そのまま練習になっていたのですね。

 

厳しい練習よりも、まずは「楽しい」という感覚を味わえたことが棒高跳びへの出発点になったのです。

 

楽しいから「もっと上手くなりたい」「勝ちたい」という気持ちが自然に育ちます。

 

このプロセスが長く続く秘訣なのでしょう。

習い事ではなく、ゲーム感覚でした。私が棒高跳びの選手だったので、自宅の裏庭に棒高跳びができる場所を手作りし、自由にやらせていました。誰にとっても、スポーツの入り口は遊びであるべきです。その過程で「勝ちたい、上達したい」と、努力を始めることがスポーツの本質です。

引用:朝日新聞

 

努力を評価する姿勢

グレッグは結果より努力を評価することを大切にしていました。

 

勝ったか負けたかではなく、どれだけ努力したかに目を向けて子どもの挑戦を認めます。

 

その姿勢が、子どもの自己肯定感を育ててきたのでしょう。

 

この姿勢が後のメンタルの強さにつながっています。

 結果より、努力を評価すること。というのも、親の中にはあまりに高い期待を押しつけて、実際にはなれないものにならせようと無理をさせるケースがけっこうある。

でも、スポーツでいちばん大事なことは、規律を学び、自分を高めようとすること。そういう意味で、スポーツは多くのことを教えてくれる。子どもにそういう力を身につけさせることは大事です。

引用:朝日新聞

怒るときは真剣に向き合う

親子の仲は良好ですが、競技になるとグレッグは真剣です。

 

モンドも「父は兄のようだが、跳ぶ時には真剣で、時には怒る」と話しています。

 

甘やかさず、必要なときは厳しく接する姿勢が信頼を深めました。

 

ただ怒るだけではなく、改善につながるフィードバックを必ず与える。

 

だからこそ、息子も「父の言葉には意味がある」と感じ、前向きに理解することができたのではないでしょうか。

グレッグが大切にするコーチアビリティ

最後に重要なのが「コーチアビリティ」という考え方です。

 

これはスポーツ心理学から生まれた言葉で、コーチからの助言やフィードバックを求め、自分のパフォーマンスに活かすこと。

 

グレッグはモンドに一方的に指示するのではなく、こうした対話をしながら成長するよう働きかけ続けました。

 

その結果、モンドはただ指示を受けるだけの選手ではなく、自分で考え工夫できるアスリートへと育ちました。

 

父であるコーチの柔軟なスタンスが、この能力を引き出したのです。

デュプランティスの父グレッグの指導法のまとめ

今回はアルマント(モンド)・デュプランティス選手のコーチであり父親でもあるグレッグ・デュプランティス氏について、ご紹介してきました。

 

裏庭で遊びながら始めた棒高跳びが、世界記録へとつながった背景には「努力を評価する」「楽しさを大切にする」といった考え方があります。

 

また、父子の関係は単なる親子ではなく、コーチと選手としての対話を重ねる関係でした。

 

この信頼感が息子のメンタリティを強くし、大舞台でも力を発揮できる源になっているのではないかと思いました。

 

これからもどこまで世界記録を更新し続けるか、一ファンとして応援していきたいです。

 

 

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