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パリオリンピックのフェンシング会場グラン・パレが話題!歴史や魅力を解説!

2024年のパリオリンピックでは、多くの競技が歴史的な場所で開催されていて、話題になっています。

 

その中でも、フェンシングの会場として話題になっているのがグラン・パレ(Grand Palais)。

フェンシングの試合はグラン・パレの身廊(ネフ)で行われています。

 

外観も美しいですが、オリンピックのフェンシング会場は照明と合わさって、とても豪華な雰囲気です。

 

この記事では、グラン・パレの歴史や特徴を紹介し、フェンシング競技を観戦するときの楽しみが増えるような情報をお伝えしていきます。

 

それでは一緒に見ていきましょう!

グラン・パレの歴史

 

グラン・パレとは「大きな宮殿」の意味。実際は、宮殿のように大きな建物ですが、中は美術館です。

建築された目的

グラン・パレは、1900年に第5回パリ万国博覧会(Exposition Universelle)を記念して、そのメイン会場として建設されました。

 

パリ万博に向けて、フランスの技術と文化を世界にアピールするために、グラン・パレの他いくつかの壮大な建物が建設されました。

 

その中でもグラン・パレは、アートや文化の展示会場としての役割を担い、石造の建物、ガラス張りの天井と鉄骨で造られた丸屋根が特徴的です。

 

本当にガラスの丸屋根はお見事ですね!

建築の特徴はガラスドーム

グラン・パレはガラスと鉄の建物。

豪華な装飾と対称性のあるデザイン、巨大なガラスドームが特徴的です。

 

グーグルアースでグラン・パレの建物の中に入ってみました。

上を見上げると、ガラス。

ガラスドームの高さは43m、幅は240m。

ガラスを通して外の光が室内に差し込み、この空間は温室のようになります。

 

グラン・パレの中でもこの横に240m続く部分を「ネフ・デュ・グラン・パレ(通称ネフ)」と言います。

様々な用途で利用

1966年には、グラン・パレの一部を、グラン・パレ・ナショナルギャラリーとして、開館しました。

 

グラン・パレ内では、ファッションショーや自動車ショー、パリ見本市など様々な用途で利用されてきました。

2021年から大規模改修工事へ

創設から120年の歴史を経て、2021年にグラン・パレは大規模な改修工事に入りました。

 

ネフ(大ホール)とその周囲のギャラリーは2024年のパリオリンピック・パラリンピックまで、その他の部分に関しては2025年の春まで工事が行われます。

グラン・パレの抱えていた課題

元々、グラン・パレが創建された当初は、ガラスドームの真下の床は土でできていました。

 

イベントのときには、土の上にサイザル麻やココナッツ繊維のマットなどを床やスタンドに敷いていました。

 

その後、1970年代にネフの床はコンクリートで固められることになりました。

 

しかし、その後、近年の気候変動で、夏はネフの空間がかなり高温になり、冬はかなり冷え込むので、土の性質が変化してしまったのです。

床の改修工事の様子

この課題を解決するべく、床の改修工事が行われました。

こちらのYouTubeには、グラン・パレの床の改修工事の様子が紹介されています。

パリオリンピックのフェンシングの会場

こちらはグーグルアースで斜め上から見たグラン・パレ。

 

パリオリンピック2024のフェンシングの試合は、グラン・パレのネフ(Nef)で行われます。

 

ネフとはガラス天井の下のスペースを指します。

つまり、ガラスを通して陽が差し込む場所。土の性質を変化させてしまったので、その課題に向き合うべく、改修工事で地面も改修されました。

 

オリンピックの会場内はガラスの天井から光が差し込まないように、布(?)で覆われています。

 

フェンシングの会場では、照明が入るので、とてもかっこいいですね。

まとめ

今日はグラン・パレについてお伝えしてきました!

フェンシングを観戦する時の豆知識として、知っていると観戦がより楽しめるでしょう。

 

パリオリンピックでは全力で応援しましょう!

今日もお読みくださり、ありがとうございます!