きれいな花を見かけると、スマホやカメラで撮影したくなりますよね。
花の写真を撮ったときに
「美しい花なんだけど、撮影した画像を見ると、思ったよりも印象の違う写真だった・・・」ということはありませんか?
それはなぜでしょうか?
目で見たときと同じ感動をカメラに写すのは意外と難しいもの。
今回はそんな問題を解決するために、花をきれいに撮影するコツをお伝えしていきたいと思います。
目で見たものと同じものは撮影できない
今、目で見ているものと全く同じものは写真には写らない!
これはカメラを始めてから知ったことのなかで最も衝撃的なことでした。
写真は字のごとく、「真実を写す」と書きます。
しかし、カメラで写す以上、目で見ているものと全く同じものには写りません。
というのも、カメラは機械。F値の大きさを変えることによって、光を入れる量を調整したりすはることができます。
ところが、人間の目は機械ではない。
その日の光やその場の空気、脳や心の状態もトータルに合わせて、ものを見ます。
例えば、うきうきしながら撮影した写真、
ワクワクしながら撮影した旅の写真など
これらは写した時に、実際の景色や人物などの被写体に「感情」が上乗せさせられて撮影することになるのです。
撮影したときと、写真を見るときの感情の温度差によっても、がっかり感が違ってくるといってもよいかもしれません。
このような温度差に左右されず、いつでも素敵な写真を撮影するためのコツをいくつかお届けしたいと思います。
花の撮影のコツ
そこで写真を写すときには、ちょっとしたさじ加減で印象的にうつすコツを心得ておくとよいでしょう。いくつかポイントをピックアップしてみました。
基本の構図をおさえておく
やはり美しいと思うものには訳があるもの。
バランスをとって撮影しておくと、とてもおしゃれな感覚の写真になります。
初心者におすすめなのが以下の構図。
1 日の丸構図(被写体をど真ん中に配置)
2 対角線構図(被写体を対角線上に配置)
3 アルファベット構図(S字・C字型などの曲線を利用するもの)
下の画像は地面の曲線(C型)を使って、撮影。
思い切って切り取る
思い切って花の一部を切り取るのもOK。これは切り取り方によってオリジナリティが発揮できるので、とても面白いですよ。
逆光で撮影する
写真は逆光で撮影するものではない…と思われている方もいらっしゃるかもしれませんね。そうだとしたら、もったいない!
逆光こそ、ドラマチックな写真を撮るための大チャンス。花の撮影でしたら、逆光で撮影すると花びらが透けるので、おしゃれです。
露出補正を+にするか、マイナスにするかでまた写真の雰囲気が変わります。
空と一緒に写す
青空と花をセットにして撮影すると、とてもドラマティックな写真になります。
思い切って空の面積を広くとって、撮影してみてはいかが?
花が開いている方の空間を大きくとる
花が開いている方の空間を広めにとって写すと、ダイナミックな写真になります。
こちらもちょうど逆光で写したので、花びらが透けました。
これは今月、名古屋市内で撮影したハイビスカスですが、今年は暖かいですよね。
しかもこの時期にハイビスカスというのもビックリでした。
花が密集しているところではズームレンズを使う
とくに、花が密集している場では、望遠ズームレンズがおすすめです。
望遠レンズ自体、圧縮効果があるので、広い面積に咲いている花畑の花をぎゅっと
近づけて写せるからです。
まとめ
今回は花を印象的に撮影するコツをお伝えしてきました。
目で見たものと同じものは写せないということを理解したうえで、参考にしていただければと思います。
・基本の構図をおさえておく
・思い切って切り取る
・逆光で撮影する
・空と一緒に写す
・花が開いている方の空間を多くとる
・花が密集している場面では望遠ズームレンズを使用する
お読みくださり、ありがとうございます!