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花畑の撮影のコツ!名古屋港ワイルドフラワーガーデン「ブルーボネット」撮影レポ

こんばんは。Flowerphotoです。

私は花が好きなので、気が付いたらよく花の撮影をしています。

 

そんななか、不思議に思っていることがあります。

 それは「目で見た花」と「写真にうつった花」が意外と違うことです。

 

とくに最近、花畑をきれいに写せるようになりたくて、いろいろと探ってみました。 

 

そこで、今回は密集している花を撮影するときに、一本一本の花の存在感を感じられるような花の撮影についてコツをレポートしたいと思います。

花の撮影は物語をつくること

今回は名古屋港ワイルドフラワーガーデン「ブルーボネット」へ行きました。

花を見たときの「感動」を写真に表したつもりでも、意外と難しいもの。そこで、私なりに、ちょこっと工夫してみました。

 

たくさん咲いている花の中で、それぞれの1本ずつの花に存在感を感じさせる写し方を考えてみます。

 

私は 花の撮影は物語をつくることと考えています。一瞬、花の身になってみて、どんな風に写りたいのかな・・・と考えてみました。

・軽やかに

・ほんわか

・かわいらしく

・シャープに

・かっこよく

・美しく

・にこやかに

・温かく

などいろんなバージョンが考えられるかと思います。

この中から自分のその日のテーマを考えることにしています。

この日は温かく、にこやかな撮影を心がけました。

 

「よく主役(主題)を決めた方がいい。バランスよく撮影しよう」などといいますが、私はイメージだけを決めて、まずは手当たり次第に何も考えずに撮ればよいと思っています。

 

その中から自分の好きなパターンが分かってくると思うからです。  

この撮影の仕方こそが物語作りのはじまりではないでしょうか。

 

自分なりの構成をイメージしてから撮影していけば、自分の思っているイメージに近い写真が撮れるのではないかと思います。

持ち物

撮影に必要な持ち物です。

・カメラ

・標準レンズと望遠レンズ

・ブロアー(花粉がレンズにつく可能性があるため)

・ビニール袋(ごみを入れるため)

・マイクロファイバー(液晶の汚れをふくため)

・カメラバッグ 

花畑を撮影するときにポイントは?

今回、どんな工夫をして撮影をしたのか、ピックアップしてみます。

初心者の方の参考になれば幸いです。

花畑はF値を大きめに設定して、奥までピントを合わせる

花畑の印象をしっかりと撮影するには、奥までしっかりとピントを合わせること。

F値を大きめに設定するのがコツです。ここでは8.0にして、花畑全体をしっかりと写しています。

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ワイルドフラワーガーデンのネモフィラ畑

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ネモフィラ畑の手前の方を切り取ってみました。

望遠レンズを使って密集している雰囲気を撮影する

望遠レンズは遠くのものをグッと近づけて撮影するのに最適。

そのほかには遠近感をなくす効果があるので、それを活用したいところ。

つまり、花畑の遠いところと近いところをぎゅっと縮めて写せるわけです。

 

ということはある程度の広さがある花畑でも、密集している雰囲気を出せるということ。

 

花畑の撮影でどれか花にピントを合わせたいときには、色の違う花を目印にするといいです。

同じ色同士の花よりも、もともと目立つので強調されます。

例えば、このような写真です。

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赤い花にピントを合わせます。

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オレンジ色の花が花畑のアクセントになります。

花の目線に立ち周りによってくる虫に注目すると、違う世界が広がる

 花畑にいるからと言って、被写体は花だけではないはず。花にあえて目をやらないでおくと、蝶やバッタが目に入ってきたりします。

花の目線に立つと、いつもとは違う世界が広がります。

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黒い蝶が飛んできました。シャッターチャンス!

このときの撮影のコツとして、

・虫を強調してまわりをぼかしたいときには望遠レンズを使用する。

・絞りをできる限り開いて(開く→F値が小さくなる)撮影する。

 

そうすると、かなり背景がぼけるので、被写体の虫がくっきりと浮き上がります。

 紛らわしいですが、花畑全体を撮影するときとは逆の発想になります。

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黄色い蝶と黄色の花。

ただ、花畑のふんわりとした雰囲気を残して撮影したいなら、F値は小さくしても極端に小さくしすぎない方がよいです。ちなみに、この写真はF値は6.3にしています。 

自分が動いて、被写体をいろんな角度からとらえる

撮影するときには自分が被写体に合わせる・・・くらいの感覚が大切。立ったまま撮影するのと、しゃがんで写すのとは全く違い世界が広がります。角度や高さを変えるだけで、同じ被写体でもガラリと変わります。

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ワイルドフラワーガーデン

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花に近づく

真上から俯瞰して写すと、いつもとは違う花を見られる

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真上から写すといつもは見ない花に気が付く

大人になってから、花は横や斜め上から見ることが多いです。よく考えてみると、意外と真上から花を見ることは少ないです。子供のころ以来でしょうか。だからこそ、シャッターチャンス!

花畑の縁に注目!うまくカーブを利用して雰囲気をだす

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花畑の縁のカーブを利用するとよい。

花畑は中心だけではないです。縁こそ魅力があるんですよ!

カーブをうまく利用して切り取ると、見る人の目をひきつけるおしゃれな写真になります。

この写真はそれにプラスして、光をうまく利用して、花を透かして写してみました。

撮影場所

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ワイルドフラワーガーデンの入口

この花たちを撮影した場所は、名古屋港ワイルドフラワーガーデンブルーボネットです。外国の左右対称の美しい庭園や伝統的な日本の庭園ではなく、オリジナルな自然を大切にした庭園です

四季折々の花が咲き乱れ、自然な雰囲気が魅力的なスポットです。

 

ちなみに、「ワイルドフラワー」って、ご存知でしょうか?

野生の草花のこと。種が撒かれて、あまり手を加えなくても自然に成長していく花です。草原にいるような気分になれるスポットですよ!

 

また「ブルーボネット」とはアメリカのテキサス州の洲花。ルピナスの一種で、季節になると、園内できれいな花を咲かせているので、ぜひ探してみてください。

 開園時間

3月1日~11月30日 9:30~17:00

12月1日~12月25日 9:30~16:00

休園日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合、翌日)・冬季(12月26日~2月末日)

所在地とアクセス

〒455-0028

愛知県名古屋市港区潮見町42番地

TEL(052)613-1187 

アクセス

伏見・栄から車で約30分。

伊勢湾岸自動車道名港潮見ICを降りて約5分。

名古屋高速4号東海道船見ICを降りて約5分。

 

市バス

新瑞橋発14・金山発19・神宮東門発19系統「ワイルドフラワーガーデン行き」「ワイルドフラワーガーデン」下車徒歩約3分.

 

水上バス

 

地下鉄名港線「名古屋港」駅から徒歩約5分。「ポートビル」から約10分。

あおなみ線「金城ふ頭」駅から徒歩約5分。「水上バスのりば」から約20分。

 

 まとめ

今日は密集している花の撮影のレポートをしました。コツは以下の通り。

 ・F値を大きめに設定して、花畑の奥までピントを合わせる。

・望遠レンズの圧縮効果を利用して、密集した雰囲気をつくる。

・花以外のものにも注目してみる。

・様々な角度から花の表情をとらえる

・真上から花を写してみる。

・花畑の縁こそチャンス!曲線を活かして撮影する。

お読みくださり、ありがとうございます。