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スマホカメラvs一眼レフ!機能の比較や違いについて徹底解説します!

最近のスマホの機能はとても進化してきました。

それはいろいろな面から言えるのでしょうが、なかでもカメラ機能の発達は目覚ましいです。

 

そうなると、当然のように、「スマホでも一眼レフ並みのいい写真が撮れる!カメラなんて必要ない」と言う声もちらほらと聞こえてきます。

 

でも、実際のところはどうなのでしょうか?

一眼レフと比較してもひけをとらないほどの写真がスマホのカメラで撮れるのでしょうか?

 

私は一眼レフやミラーレス一眼を愛用していますが、それと同じくらいスマホのカメラ機能にも愛着を感じています。日常の一瞬を記録として残しておくものとして、これほど便利なものはないでしょう。

 

しかし、私はやはり一眼レフやミラーレス一眼で撮影した写真にはかなわないと思います。

 

今日はスマホのカメラ機能と一眼レフやミラーレス一眼の違いについて解説していきます。

 

私が一眼レフを使用してきた経験から、スマホのカメラ機能との違いを考えてみました。

スマホvs一眼レフ!機能の比較と違い

私のスマホはiPhone7です。このカメラ機能について考えてみます。

画素は1200万画素。F1.8で 最大5倍のズームがついています。

 

一方、私のミラーレス一眼(Canon EOS M10)は画素数が1850万画素。

一眼レフの写真の幅が広がるのは、F値とシャッタースピードの組み合わせを自由自在に変えられるからです。

一眼レフと スマホカメラ(iPhone7)の違い 

それでは、具体的に一眼レフとスマホのカメラ(iPhone7)を比較しながら、違いについて解説していきます。

F値が異なる

F値は絞りのこと。F値を変えることによって、開き具合が違ってくるので、レンズに集める光の量を変えることができます。F値の値が小さければ明るい写真に、大きければ大きいほど暗めの写真になるということをおさえておけば大丈夫です。

 

私のスマホはF1.8で固定されています。ということは、常に明るい写真が撮れるように固定してあるのです。

 

一方、私のミラーレス一眼の場合は、F値はF4.0からF22.0まで幅広く変えられます。

私はこれこそ一眼レフの醍醐味であり、写真にストーリー性を感じさせる要素になると考えています。要するに、背景をボカす写真が簡単に撮れ、しかもそのぼかし具合を調整できることで、見る人の想像を思う存分に掻き立てられるような写真に仕上がるのではと思います。

 

これはスマホのカメラ機能だけではかなり難しいです。

 ちなみに、一眼レフの「レフ」とは、「光を反射する」という意味です。

 シャッタースピード

次にシャッタースピード(Tvモード)も一眼レフならではの機能です。

「Tv」はtime valueの略称で、時間の量のことを表す言葉。

 

つまり、シャッターを切る時間の量と言い換えてもよいですね。

 

 シャッタスピードが速ければ速いほど、光が集まる時間が短いので、暗めの写真になります。一方、シャッタースピードが遅い場合にはその分ゆっくりとシャッターを切る分、明るめの印象の異なる写真に仕上がります。

 

ここで、実験的にシャッタースピードを変えて撮影してみました。なお、シャッタースピード優先モードなので、自動的にF値やISOは適正な値に設定されます。

 

それでは、シャッタースピード別に砂時計と貝殻を撮影した写真をご紹介します。

 

まずこちらは1/30秒です。f/4.5  ISO  -200

ほぼ真っ暗でうっすらとしか被写体が確認できません。

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撮影機材:Canon EOS M10 EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM 

 次に、こちらはシャッタースピードが1/8秒。f/4.5  ISO -200です。

 かろうじて、うっすらと砂時計が浮かび上がってきました。

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撮影機材:Canon EOS M10 EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM 

次に、1/4秒。f/4.5  ISO -200です。徐々に輪郭がはっきりとしてきていますが、色合いはまだ暗めです。

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撮影機材:Canon EOS M10 EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM 

次に、1秒。f/5.6 ISO -200です。

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撮影機材:Canon EOS M10 EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM 

次に、8秒。f/16 ISO -200です。  とてもくっきりと綺麗に写りました。

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撮影機材:Canon EOS M10 EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM 

このようにシャッターを切る時間の量によって、こんなにも写真の雰囲気に違いが出てきます。

 

スマホではこのような微妙な変化や面白さを伝えることはできないです。

ノイズ耐性の有無

実際に同じ砂時計と貝殻の写真をスマホ(iPhone7)で撮影してみました。

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iPhone7で撮影

先ほどまでのミラーレス一眼で撮影した写真と比べると、画像がざらついているのがお分かりかと思います。

これは実際に画像をプリントすると、もっと顕著にわかります。このことから、スマホのカメラ機能は一眼レフと比較して、ノイズ耐性に弱いということがわかります。

 

ただ、一眼レフの場合、唯一、ISO感度を相当高くして撮影した場合は画像のざらつきが見られます。しかし、通常のISO感度で撮影してプリントした場合は、ざらつきはないです。

 

私はスマホのカメラ機能を真っ向から否定しているわけではないです。ここぞというときには一眼レフやミラーレス一眼を、日常の備忘録代わりに使用するにはスマホのカメラ…というように、うまく使い分けることが大切だと思います。

 

 

写真にこだわるなら一眼レフ

以上のことを踏まえて、一眼レフのよさを私なりに考え、列挙してみました。以下の通りです。

 

・画質がよい(きめ細かなきれいな写真が撮影できる)

・背景をぼかすことができる

・画像修正ができる(スマホも画像修正ができますが、限度がある)

・画面全体にピントが合う

・レンズ交換の楽しさを味わうことができる

・スマホよりも高機能かつ多機能である

・ノイズ耐性があるため、スマホのようにざらついた写真にはならない

 

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撮影機材:Canon EOS M10 EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM 


この画像はミラーレスカメラで撮影したものですが、このように背景をぼかそうと思うとスマホのカメラ機能では難しいですね。

 

また、この写真もレンズを交換して撮影したとしたら、別の写真になるはずです。例えば、この花をマクロレンズで写したとしたら、もっと花の細かな細部まで写すことができるでしょう。

 

このように、一眼レフの写真は創造性のバリエーションが豊富であるという点が大きな特徴です。写真にこだわるなら、スマホよりも一眼レフです!

まとめ

 スマホのカメラ機能と一眼レフとでは、やはり差があることを整理してきました。

・一眼レフはF値とシャッタースピードを変えて、自由に撮影できる

・一眼レフはスマホの写真のようにざらつきがない

・スマホと一眼レフを用途と場面に応じて、使い分ける

このようなことから、スマホの写真が一眼レフを超えると言うことは今の段階では考えられないと思います(将来的にはわかりませんが)。