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全日本男子バレーロラン・ティリ監督がブラン監督の後任に選ばれたのはなぜ?

2024年11月に全日本男子バレーボールの監督がロラン・ティリ氏に決まりました!

 

前任のフィリップ・ブラン監督はロラン・ティリ監督と同じフランス人で、しかも元チームメイトです。

 

しゅのプロフィールや、なぜ彼がブラン監督の後任として選ばれたのか気になっていませんか?

 

この記事では、ティリ監督の現役時代の実績から、フランス代表を金メダルに導いた名将としての手腕、さらに日本代表に対する熱いビジョンまで、まるっと解説しています。

 

ティリ監督がなぜ今、日本代表を託されたのか? その理由と、未来への期待がしっかりと分かります。 読み終える頃には、「ロス五輪の表彰台」が決して夢物語ではないと感じるはず。 

ロラン・ティリのプロフィール

簡単なプロフィールをご紹介します!

 

項目 内容
名前 ロラン・ティリ(Laurent Tillie)
生年月日 1963年12月1日(61歳)
出身地 アルジェ(当時フランス領)
身長 193cm
経歴(選手) フランス代表 406試合出場、パリUC・ASカンヌなどで活躍
ナショナルチーム監督歴 フランス男子代表(2012〜2021)、東京五輪金メダル/日本代表(2024年〜)
所属クラブ 元:大阪ブルテオン監督(SVリーグ)
主な実績 東京五輪でフランス男子代表を初の金メダルへ導く
家族 次男ケビン・ティリ(フランス代表選手・東京五輪金メダリスト)

 

ロラン・ティリ監督がフランス代表監督として残した実績は?

ロラン・ティリ監督がフランス代表で残した実績とは、どのようなものだったのでしょうか。

 

一緒に見ていきましょう。

①東京五輪で金メダルを獲得

ロラン・ティリ監督の最大の功績と言えば、やはり2021年に行われた「東京2020オリンピック」での金メダル獲得です。

 

それまでフランス男子バレーは、オリンピックでメダルを取ったことがありませんでした。

 

ティリ監督は、粘り強いレシーブ力とスピード感のある攻撃で世界の強豪を撃破し、決勝ではロシア(ROC)に勝利。

 

この金メダルは、フランスバレーボール史上初の快挙で、まさに“歴史を変えた”瞬間。

 

監督として、緻密な戦略と大胆な選手起用が光った大会で、「名将」として世界中に名前が知られるようになったきっかけですね。

②ワールドリーグ2度制覇(2015・2017)

オリンピックだけでなく、ティリ監督はFIVBワールドリーグでもフランスを世界の頂点に導きました。

 

2015年と2017年にワールドリーグを制覇。

 

2015年には、若手主体のメンバーで強豪ブラジルを下して優勝。戦術の柔軟さと選手の能力を引き出す采配が話題になりました。

 

2017年の優勝時には、ベテランと若手の融合が成功し、チームバランスの妙が光りました。

 

どちらの大会でも「チーム作りの名人」として評価が高まり、各国から注目される存在に。

③欧州選手権でフランス史上初優勝

もうひとつ忘れてはいけないのが、2015年の欧州選手権制覇です。

これまでフランスは欧州選手権では決勝まで進んでもなかなか勝ち切れないことが多かったんですが、ティリ監督がその壁を破りました。

 

この欧州制覇を機に、フランス代表は“ただの中堅国”から“世界のトップチーム”へと変貌しました。

④長期政権で若手とベテランを融合

ティリ監督の特筆すべき点は「長期政権」であることです。2012年から2021年まで、9年間もフランス代表の指揮を執りました。

 

これだけ長く監督を続けられたのは、結果を出し続けたことに加え、選手からの信頼が非常に厚かったからです。

 

特に若手の成長を促しながら、ベテランも適切に起用するバランス感覚はピカイチ。

「ティリの下なら成長できる」と感じた選手たちが自ら学びにいく姿勢を見せていたというのも印象的です。

この経験が、次に就任した日本代表でも確実に活かされていくと期待されています。

ブラン監督の後任としてティリ監督が選ばれた理由

ブラン監督の後任としてティリ監督が選ばれたのはなぜでしょうか。

その理由を深掘りしていきます。

①東京五輪金メダルの実績と国際的評価

やはり、最大の理由は「東京オリンピックで金メダルを獲得した監督」という圧倒的な実績です。

オリンピックでフランス代表を初優勝に導いたその手腕は、世界中から高く評価されています。

 

日本バレー界にとって、世界の頂点を知る指導者が指揮することは、頼もしいですよね。

 

「結果を出せる監督」「メダルに導ける監督」として、確かな信頼と実力を持っているのがティリ監督の強み。

 

協会としても、次のロサンゼルス五輪に向けて金メダルを現実的に狙える指揮官として、白羽の矢を立てたのではないでしょうか。

②日本バレーに必要な「戦術力と情熱」

ティリ監督は、徹底的なデータ分析と状況判断力に長けており、試合中の戦術変更が非常に柔軟です。

 

ブラン監督も戦術家として有名でしたが、ティリ監督はそこに「情熱的な指導」や「士気を高める熱さ」も加わっています。

日本の技術力の高さをどう活かすか、メンタル面やモチベーション管理にも力を入れると明言しています。

技術偏重になりがちな日本バレーに、バランスの取れた戦術と精神性を取り入れることが期待されています。

「冷静かつ情熱的」なティリ監督のスタイルは、日本代表にとって新しい刺激となるでしょう。

③選手との距離感が近いコミュニケーション力

ティリ監督は、選手との関係性を非常に大切にするタイプです。

一方的な指示ではなく、常に選手の声に耳を傾け、対話を通じて戦術やプレースタイルを作り上げていきます。

 

フランス代表時代も「選手と共に作るチーム」として、個々の選手を最大限に活かす環境を整えていました。

 

この“共創型”のマネジメントは、個性豊かな日本代表選手たちにもマッチすると考えられています。

石川祐希選手や高橋藍選手のような海外経験豊富な選手との相性も良さそうですね。

④SVリーグでの経験が評価された背景

ティリ監督は、大阪ブルテオン(元パナソニックパンサーズ)の監督として、すでに日本のSVリーグでの経験も積んでいます。

 

日本独特の練習スタイルや文化、選手気質を理解していることは、代表監督として非常に大きなアドバンテージです。

 

Vリーグでは外国人監督がうまく馴染めないケースもありますが、ティリ監督は日本人スタッフや選手との関係も良好で、適応力の高さが証明されているのではないでしょうか。

 

その実績が、代表チームでも円滑なチーム運営ができると評価され、今回の就任につながったとされています。

「すでに日本の土壌を知っている監督」として、非常に安心感がありますね。

ロラン・ティリ監督が語る日本代表へのビジョン

ロラン・ティリ監督が語る日本代表へのビジョンについて深掘りしていきます。

 

それでは、ティリ監督が描く「これからの日本バレー」について見ていきましょう。

①経験を重視

ティリ監督が語る日本代表に必要なことは、「経験」です。

 

日本代表は世界でもトップクラスの技術力を持つチームですが、東京オリンピックもパリオリンピックもベスト8敗退。

 

「あと一歩届かない」要因を「経験の差」とインタビューの中で明かしていました。

 

ここからの数年で何回も勝つ経験を繰り返すことで、日本バレーが強くなっていくのが楽しみですね!!!

②2028年ロサンゼルス五輪での表彰台

ティリ監督の最終目標は、明確に「ロサンゼルス五輪(2028年)での表彰台」となっています。

 

彼の構想は4年後に最大のピークを持っていくこと。

 

そのために、選手の身体的ピーク、メンタルの成熟、戦術の進化を段階的に育てていく方針を構想しているのでないでしょうか。

 

フランス代表時代もオリンピックまで数年をかけて計画的にチームを作り上げ、金メダルにつなげた実績があるだけに、期待が高まりますね。

 

若手の育成とベテランの融合を進め、4年間でチーム力を完成させるという明確なビジョンを掲げています。

③育成方針

ティリ監督は、すでに石川祐希選手や高橋藍選手、西田有志選手ら全日本の選手たちのプレーを高く評価しています。

 

こちらが育成方針です。

↓     ↓

「大事なことは選手の体力、メンタル、技術。その3点を評価して選んでいく」と説明。「代表チームに年齢制限はない。最高の選手を集めて最高のチームを作ることが使命」と意気込みを語った。

引用:日刊スポーツ

まとめ|ロラン・ティリ監督のプロフィールを深掘り

今回はロラン・ティリ監督のプロフィールや前任フィリップ・ブラン監督の後任に選ばれた理由などについて、解説してきました。

 

彼は、選手としても監督としても世界の頂点を知るバレーボール界のレジェンド。

 

選手時代にはフランス代表として406試合に出場した実績に加え、監督としては東京五輪でフランスを初の金メダルへ導くなど、結果を出す力に定評があります。

 

日本のSVリーグでも経験を積み、日本文化や選手との関係性も築いてきたティリ監督が、これからの日本代表をどのように進化させていくのか非常に楽しみですね。

 

\2025年も全日本男子バレーを全力で応援しよう!/

 

 

今日もお読みくださり、ありがとうございます!