カメラと旅をする

一眼レフ初心者がカメラのお役立ち情報、カメラと一緒に旅やお出かけをして感じたことやチャレンジしたことを綴ります。

カメラのアングルにこだわって、迫力のある写真にする!

 写真に興味を持つようになって、同じ場所なのに、人によってかなり写し方に

違いがあることを感じています。

 

 そのなかでも重要なのはアングル。とくに、様々な撮影スポットで撮影するたびに痛感します。

 

写真はカメラの角度を変えるだけで印象がガラリと変わります。

つまり、被写体が全く別の顔を表すわけです。

このアングルの工夫次第で初心者でもプロっぽい写真が撮影できることを感じ、私もときどき挑戦しています。

 

今回は1000年の歴史がある清水寺での撮影から、ハイアングルとローアングルについて考えてみました。

 

ちなみに、私が最近、清水寺に訪れたのは2017(平成)年の5月と2019(令和元)年5月の2回。どちらもまだ修繕中でした。修復期間は2017年3月から2020年3月までとされています。

 

それでは、参ります!

 

アングルにこだわるって、どういうことなのか?

ハイアングルとは、上から下を見下ろす角度で撮影することです。

カメラの角度はこのような感じです。

f:id:flowerphoto:20190929092329j:plain

ハイアングル:下に角度を傾ける

一方、ローアングルとは下から上を見上げる角度で撮影することです。

f:id:flowerphoto:20190929092354j:plain

ローアングル:上にカメラを向ける

よく間違えやすいのは、ハイアングルは上の方で撮影すること、ローアングルは下の方で撮影することと思いがちなこと。

 

つまり、高いところにいても、カメラの角度が水平ならばハイアングルではないです。一方低いところにいて撮影しても、カメラの角度を上に傾けず水平に構えていれば、ローアングルではないです。これは水平アングルです。

f:id:flowerphoto:20190929092342j:plain

水平アングル

これを意識して撮影しないと、自分のイメージと違った写真になってしまいます。

撮影で心掛けたこと・気が付いたこと

今回もCanon EOS M10で撮影しました。

ハイアングルの写真

まずこちらはハイアングルの写真です。

f:id:flowerphoto:20190929075144j:plain

清水寺 音羽の滝に向かう階段にて 撮影機材:Canon EOS M10 EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM 

清水の舞台から音羽の滝へ向かうために、長い階段を下っているところ。階段の真下を中心にして、ややトンネルっぽく緑で覆うように撮影してみました。

 

ハイアングルのよさをピックアップしました。 

・吸い込まれるような臨場感のある写真になる。

・被写体を俯瞰できる。

・物語性がある写真を撮影できる。

・立体的な写真に仕上がる。

f:id:flowerphoto:20190929080927j:plain

清水寺の音羽の滝に向かう階段にて 撮影機材:Canon EOS M10 EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM 

ローアングルの写真

次にローアングルの写真です。

f:id:flowerphoto:20190929075429j:plain

清水の舞台をローアングルで撮影 撮影機材:Canon EOS M10 EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM

修復中のため、ちょうど支えている部分にピントを合わせて、下から見上げてみました。

ローアングルのよさをピックアップしてみました。

 

・下からあおる写真はダイナミックで迫力がある。

・塔やタワー、山などそびえたつ被写体に向いていて、高さを強調できる。 

 

f:id:flowerphoto:20190929075510j:plain

清水の舞台を下から撮影する 撮影機材:Canon EOS M10 EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM

豆粒のように人が舞台の上から、絶景を眺めている様子が見えます。分かりますか?

これがまたこの高さを感じさせます。

木と木が交差して、丈夫な支えを造っているのですが、高さはなんと約13メートル!ビルの4階分の高さに相当します。 

「清水の舞台から飛び降りる」という言葉、納得です。

 

崖をうまく利用した懸造りという方法で職人さんたちによって修復されているわけですが、釘が一本も使われていないというのは有名な話ですね。

 

過去から現代に続く人々の叡智のたまものです。

水平アングルの写真

さて、水平アングルの写真はこちらです。

f:id:flowerphoto:20190929080957j:plain

清水の舞台を支える柱 撮影機材:Canon EOS M10 EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM 

f:id:flowerphoto:20190929075335j:plain

本堂から見た柱 撮影機材:Canon EOS M10 EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM 


水平アングルは人の目線をそのまま表します。

水平アングルのよさを挙げてみますね。

 

・目で見たままの被写体を表す。

・人の目の高さと同じものを感じるため、落ち着きがある写真になる。

 

ということは逆に考えると、ありきたりな写真になりやすいため、少し工夫を加える必要があります。もっとも被写体の正確な姿を現すと言えるでしょう。

もう一工夫したいならばアングルとポジションとの掛け合わせを楽しむ

たとえば、ローアングルの写真。これをもっと大胆にアピールしたい場合、

見上げるときに、カメラをもったまましゃがんで地面により近いところから、建物を見上げるとよりものすごくダイナミックな写真になります

 このように、しゃがんだ高さはローポジション。

 

ポジションはアングルと違って、カメラを置く位置のことです。

紛らわしいですね。

ちょっと整理しますね。以下の3つです。

・ローポジション(しゃがんだ高さ)

・アイレベル(立ったままの目の高さ)

・ハイポジション(実際に立った時の頭の高さよりも上の高さ)

  

例えば、ハイアングルの撮影も頭よりも高い位置にカメラをおいて、撮影するとかなり強調された写真になります。ただし、場所によっては気を付けて撮影する必要があります。

f:id:flowerphoto:20190929103446j:plain

ハイアングル×ハイポジション 清水の本堂

 

 

アングルとポジションをうまく掛け合わせると、同じ場所でも無限にたのしい写真が撮れます。

 豆知識:清水寺の歴史に触れる

せっかくなので、清水寺のことを少し解説したいと思います。

清水寺は奈良時代末の778(宝亀9)年に僧侶の賢心によって創建されたお寺。

本堂は798(延暦17)年前後に、当時の征夷大将軍をつとめていた坂上田村麻呂が寄進したといわれています。ご本尊は十一面千手観音像。

f:id:flowerphoto:20190907123607j:plain

撮影機材:Canon EOS M10 EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM 

清水寺の 周りはかなり深い山に囲まれています。

 1200年の歴史の中で度重なる火災による被害を受けている寺。考えてみると、清水寺が存続すること自体苦難の歴史であったといってもよいでしょう。今の清水寺は17世紀に大火事で焼失したのちに、徳川家光によって再建されたものです。

 

 ところで、清水寺の修復では、古くなった部分を切り落として、木の部分を継ぎ足していくようです。継承していくうえでの匠の技術にも感心します。 

 

清水の舞台があるのは本堂。本堂は総ヒノキで造られているようです。よく「檜舞台に上がる」という言葉がありますが、この清水の舞台が由来になっているとのこと。

 

これからもずっと守り続けたい日本の伝統です。 

お寺や神社で撮影するときにはマナーを守ること

また、お寺や神社の撮影では、必ず参拝をしてから撮影することが大切です。そして、三脚を使用することは多くのお寺や神社では禁止されています。とくに、清水寺のように観光客の多い場所では、三脚を置いて通路を占領することは迷惑がかかりますので、絶対にやめましょう。

 

こうしたマナーをしっかりと守ることは何よりも撮影をする上では重要です。

 

撮影場所

清水寺。

所在地 京都府京都市東山区清水1丁目294

 

アクセス

京都駅から市バスで行く場合

市バス206系統・東山通北大路バスターミナル行き五条坂下車

市バス100系統清水寺祇園 銀閣寺行き五条坂下車 徒歩10分

京都バス18系統(土日運休)大原行き五条坂下車 徒歩10分

 

拝観時間

6:00~18:00(ただし、4月から6月の土日祝と7月から8月半ばまでは18:30)

休日 なし

まとめ

今回はハイアングルとローアングルについて考えてみました。

・ハイアングル・ローアングル・水平アングルごとのよさがある。

・アングルとポジションを掛け合わせると無限の楽しみが増える。

・アングルとポジションは意味が異なる。

写真の角度やポジションを色々と変えて、無限に被写体の表情を作り出していきたいと思います。お読みくださり、ありがとうございます。