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【全日本大学駅伝2023】駒澤大学4連覇!区間ごとの結果まとめ

2023年11月5日(日)に開催された全日本大学駅伝では、駒澤大学が今年も圧倒的な強さを見せ、4連覇を達成しました!

 

【第55回 全日本大学駅伝】
1位 駒澤大学   5時間09分00秒
2位 青山学院大学 5時間12分34秒
3位 國學院大學  5時間12分39秒
4位 中央大学   5時間12分49秒
5位 城西大学   5時間17分23秒
6位 創価大学   5時間18秒21秒
7位 大東文化大学 5時間19分21秒
8位 東京国際大学 5時間20秒05秒

 

11月では異例の暑さの中、1区から8区まで1位を守り、全区間で上位の成績を収める安定感と強さ。

 

駒澤大学の選手はみんなフォームも崩れないし、走り方がすごくきれいでホレボレしました。

 

今回は、駒澤大学の選手の区間ごとの結果を振り返りながら、駒澤大学4連覇の軌跡を追っていきます。

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では、一緒に見ていきましょう!

区間ごとの結果

11月にしては気温が相当高く、25度や27度くらい。まさに夏のレースに近いですね。

コンディションがよくない中で、2位の青山学院を3分以上も離しての圧勝。

 

1区から8区までの結果を表にしてみました。

 

区間 選手名(学年) 区間順位
1区 赤津勇進(4) 1位
2区 佐藤圭汰(2) 1位
3区 篠原倖太朗(3) 2位
4区 赤星雄斗(4) 2位
5区 伊藤蒼唯(2) 2位
6区 安原太陽(4) 1位
7区 鈴木芽吹(4) 3位
8区 山川拓馬(2) 1位

それぞれの区間ごとの結果

1区から8区まで区間ごとに見ていきましょう。

1区:赤津勇進選手

1区は4年生の赤津勇進(あかつゆうしん)選手。

 

27分19秒。ラストスパートを見事に制して、区間賞をとりました。集団走が得意なので、1区を志願したそうです。

 

最後に勝ち切れる力があるのは、日頃のトレーニングの賜物ですね。私はこの1区を見て、駒澤大学が優勝すると確信しました。

2区:佐藤圭汰選手

2区は2年生の佐藤圭汰(さとうけいた)選手。

これまでの区間記録を11秒も更新する31分01秒で走り、区間新記録を樹立。

 

2区は佐藤圭汰選手のほか、青山学院の黒田朝日選手、東京農業大学の前田和摩選手も区間新記録を出すほど、激アツなレースでした。

 

佐藤選手は第55回全日本大学駅伝のMVPにも選出されました

アジア選手権など世界で活躍する選手なだけあって、活躍も異次元です。

3区:篠原倖太朗選手

3区は3年生の篠原倖太朗(しのはらこうたろう)選手。

前半のエース区間。33分39秒。この区間で後続と1分近く離しました。

最初はゆったりとしたペースで入り、後半でグッとペースを上げる走り方で考えて走っているのが分かるような走り方です。

 

篠原選手は学生ハーフマラソンの記録を持っている選手。高校の頃は無名でしたが、駒澤大学に入学してからめきめきと力を発揮。考える走り方ができる選手なので、頭のいい方だなと思いました。

 

普段はSチームに属し、佐藤圭汰選手や鈴木芽吹選手と一緒に大八木総監督のチームで練習をしています。

4区:赤星雄斗選手

4区は4年生の赤星雄斗(あかほしゆうと)選手。

 

赤星選手が34分26秒で、区間2位。この区間で2位と1分22秒差に広がり、安定の独走態勢に入りました。

 

これまで赤星選手はメンバーに入っても、当日変更で走れないことが多かったのですが、今回はきっちりと結果を残せてよかったですね!

5区:伊藤蒼唯選手

5区は2年生の伊藤蒼唯(いとうあおい)選手。区間2位の好走。

 

伊藤選手は高校時代は全くの無名だったそうですが、強豪校でここまでの結果を残せるのが素晴らしいです。

 

伊藤選手と安原選手のタスキリレーはお正月の箱根駅伝の6区と7区を思い出しますね。

6区:安原太陽選手

6区は4年生の安原太陽(やすはらたいよう)選手。

3年連続の6区。今回は区間賞を取れて、よかったですね。

 

安原太陽選手は2年生の出雲駅伝からずっと三大駅伝皆勤賞です!監督からの信頼されている証ですね。

 

4~6区はつなぎの区間ですが、ブレーキすることなく、堅実につないだのが素晴らしいですね。

7区:鈴木芽吹選手

7区は4年生の鈴木芽吹(すずきめぶき)選手。7区からは松坂市に入り、走る距離が17.6kmと1~6区間よりもぐっと長くなります。

 

全日本大学駅伝は1年生のときに3区を走って以来の出走でした。

 

目標は憧れの駒澤O Bの田澤廉さんの区間記録を破ること。しかし、区間新記録を目指して、最初から突っ込みすぎたので、後半はペースダウン。

 

とはいえ、この暑さの中で区間3位の走りを見せて、アンカー区間にタスキをつなぎました。

8区:山川拓馬選手

8区は2年生の山川拓馬(やまかわたくま)選手。トップでタスキをもらっても油断せずガンガン攻める走りをみせ、区間賞。区間2位の選手とは41秒もの差です。

 

後半ののぼりのコースでもペースが落ちることなく、どんどん走れていたので、本当に頼りになりますね。

 

昨年は4区を走り、三大駅伝デビュー。昨年に引き続き区間賞をとったので、全日本とは相性がいいのかもしれませんね。

レースの感想

「圧倒的」という言葉しか出てこないようなレース運びで、素晴らしかったですね。

 

ライバル校の青山学院大学の原晋監督でさえも「駒大はもはや実業団みたい」と話されていたので、駒澤大学の底知れぬ強さを感じます。

 

今の駒澤大学の4年生はいわゆる「花の世代」。入学前から力があったけれど、1年上の先輩である田澤簾さんに憧れて、みんなが強くなった世代です。

 

彼らが1年生だったのがつい先日のことのように思えます。

 

強いとはいっても誰一人としてミスをしないことは、なかなか難しいですよね。日頃からのトレーニングや自分で考えてレースをする力など、全てがいい具合に実を結んだ結果だと思いました。

 

記念すべき箱根駅伝100回大会に向けて、みんな怪我しないで、力を発揮できることを祈るばかり。箱根駅伝も全力で応援したいと思います!

 

箱根駅伝を現地観戦する方は早めにホテルを予約しておきましょう!

まとめ

今回は駒澤大学が全日本大学駅伝で優勝した流れをお伝えしてきました。

 

歴史的な4連覇は、駒澤大学の団結力、精神力、そして卓越した戦略が生んだ結果です。

 

これで駒澤大学は出雲駅伝、全日本大学駅伝と2冠を達成し、残すは箱根駅伝のみ。今回の歴史的な4連覇は、卓越した戦略が生んだ結果と日頃の努力の賜物だと思うので、頑張ってほしいです。

 

今日もお読みくださり、ありがとうございました。